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2009年06月07日

覚王山の休日

kakuozan_apart.jpg

今日は覚王山で過ごす最後のゆったりとした休日でした。
来週には、とうとう東京への引越しとなるので、これは逃せないと思い、日中はこの2年間ですごして来たのと同じように1人で覚王山の休日を楽しみました。


覚王山というのは、名古屋の中心部の栄から車で10~15分程度のところにある小さな街です。雰囲気は東京で言えば、参道を中心としている点からすると表参道、落ち着きでいえば代官山、アジアンな香りでいえば吉祥寺などを合わせたようなところでしょうか。(もちろんサイズはずっと小さいですが。)


街の成り立ちとしては、北側にある「日泰寺」というお寺に日本で唯一、仏舎利(釈迦の遺骨)が安置されているお寺と駅から伸びた参道が街を形作っています。なんで、ここに仏舎利が、という感じですが、19世紀末にインドで発見された遺骨をシャム国(現在のタイ)が日本に譲渡し、それをどこに置くか当時の仏教徒の各宗派が話し合い、どこにも片寄らないということで、日本の真ん中の名古屋、そしてこの地を選んだそうです。そのタイとの交流にちなんで、日暹寺(ニッシャムジ)というお寺の名前になり、現在は国名がタイに変わったので、寺名も日泰寺(ニッタイジ)となっているのです。ちなみ、宗派としては、どこの宗派にも属さないので、19の宗派が3年交代で住職を務めているのも面白いところです。そんな「ブッダ(手塚治虫)」好きにはたまらない街でした。(以上、wikipedia参照)


この街の魅力ははじめてやってきた頃に驚くほど感じて、この雰囲気はどうやって出来たんだ、とずっと思っていたものでしたが、街に入り込むうちにだんだんと分かってきました。10年ほど前に、覚王山に魅力を感じたアーティストの方々が、「覚王山アパート」という古民家をつかって作品の展示や販売をしている場所を作り、そこを拠点に商店街の方々とまちづくりを地道に積み重ねてきたその色が出ています。


例えば、僕がすごいなと思ったのは、街のお店に置いてある「覚王山マップ」という手書きイラストの地図。楽しく細かい小道まで紹介していて、持って歩きたくなります。「覚王山新聞」という手書きの新聞には、街の人に新聞配達会社と組んで配布され街のイベントを教えてくれて、いつもそれらが待ち遠しくなります。お祭りも楽しくて、これまで時折紹介してきたように、「覚王山春祭」「覚王山夏祭」「覚王山秋祭/参道ミュージアム」の年に3回のお祭りでは通りがとっても良い雰囲気に包まれます。全体的なデザインを覚王山アパートの方々が手伝っているので、美的にもとても優れていて、いつもびっくりさせられます。こういうのが好きな人たちが集まってくるので、街に集まる人やお祭りにお店を出す人の手作り商品の質もとっても高かったです。


僕はこの街をたくさん散歩をして隈なく歩き、だんだん慣れてきてからは、休日の少しずつ過ごし方が定まってきました。
街のはずれにある「cesta」という古本屋で1冊、その日の気分の本を買い、「えいこく屋」というカレー屋さんでカレーを食べ、チャイをすすりながら、本を読んで夕方までいるのです。えいこく屋は、時代が何十年か昔にタイムスリップしたような感覚が味わえるお店で、音がいいんです。
ぼくは、異国情緒あふれ、アート・デザイン感覚もあるこの街で、タイムスリップした空間の中で物思いにふけったり、考え事をしたりするのが好きでした。


その他、脇道をどんどん散歩していくと新たな発見や物語が見つかる不思議な街でした。多くの出会いもあり、つながることもあり、名古屋にいた2年間、楽しく過ごすことができたこの街にとっても感謝しています。

気になった方は、
名古屋に来て時間があったらぜひ立ち寄ってみてくださいね。

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投稿者 ryutaro : 2009年06月07日 21:56
コメント

Thankѕ fоr helping out, fantastic іnformation.

投稿者 camera 360 : 2021年07月21日 22:47
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