Ryutaro . tv

2005年03月02日

2006年、大買収時代の後に、、

ニッポン放送を戦場として、フジテレビ、ライブドアの争いは、仮処分の結果待ちだけども、結果的には、よのなか全体的にいろいろ議論ができて良かったと思います。さて、今後、考えていきたいのは、メディア企業、ネット企業を中心とした再編。次は、どこがどこに買収される?という野次馬的なものではなくて、将来的に何が起こるのかってやつ。まだ、ざっくりだけど、書いてみます。色んな人と意見交換していきたいところ。(乱筆、失礼。)

まず、今回のIT企業が既存メディア企業を買収していく構図は、今後もありうるよね。つまり、{ソフトバンク、楽天、ライブドア、サイバーエージェント、apple、ソニー、NTT系、au、電気、水道、アメリカの通信系、、} ×{日テレ、TBS、フジ、テレ東、産經新聞、ニッポン放送、、、}って組み合わせ。もっとアクロバティックなのだと、もあるとは思いますが、リーマンとかゴールドマンサックスが買収するって可能性は少ない気がします。彼らの利益率を下げるからです。間接的な買収とかになってくるのでしょうか。いずれにしても2006年の等価株式交換による買収のスタートで、海外企業からの買収も相当ふえていくでしょう。一方、今回の一件で、防衛策が議論されるでしょうが、基本的には、買収は、最終的には、株主が誰のもちものになってほしいかを選択してきまっていくものです。既存メディアが、ネット企業をもつのか、その逆なのかは、株主が判断していくはずです。ということは、やはり、どこがどこを買収するかっていうことは、今後の情報社会が、どうなっていくのかというところになってきます。

現在の、メディア企業が頼っている、広告は、企業のブランディングであったり、販売促進の効果を持つわけですが、その枠には、規制があります。注目すべきは、2つで、1つ目は、時間、これは放送法で決まっています。2つ目は、番組内での広告、これは、自主規制です。インターネットにおける、広告は、時間、空間が無制限、なわけです。ということは、価格はIT企業の人件費によって決まって行きます。魅力あるサイトをつくるのにどれだけ人件費が必要か、その価格競争になります。けれど、インターネットは、そこで買える(決済)、無形のものにお金が払える(課金)ことができるわけです。これが、まじでかい。

今は、テレビのほうが、知名度と、社会的共通心理を作り出せる。テレビや広告にとっては、これはでかいわけです。活字か映像かという観点からすれば、当然のこと。しかし、例えば、今成り立っていない、ネットでの映画や映像ビジネスも、デジタルライツマネージメントをしっかりやれば、可能になる。ただ、これは、アプリケーション上でやるので、インストールとかめんどくさいです。特別なハードを使う方法も、課金がしやすくなるわけですが、可能性がありうる携帯電話、iPod、PSP、NINTENDO DS、と続き、しかし、どれも競争環境にあるため、それぞれの規格がなかなか統一されません。iPodが飛び抜ける可能性があると思いますが、社会的なインフラにはならないでしょう。

そうすると情報家電、デジタル放送と結びつけていくことに、放送企業は道を見いだすでしょう。放送企業の、逆襲です。その時にしなければならないのは、ネット業界でやっているようなビジネスを取り組む姿勢を明確にしていかなければならないことです。テレビなのに、決済ができる、テレビなのに、課金ができる。テレビなのに、キーボードがつながっていてインタラクティブ。そこに金融ビジネスなんかが、結合されていく。それくらい取り込まないと、ビジネス的に採算はとれなくて、誰も踏み切れないでしょう。主婦が、広告を見て、すぐ買う、さらに、調べ物などもできる、というメディアです。

しかし、デジタル放送もうまく進んでいません。そもそも、どこがやったほうがいいのでしょうか。携帯インフラは、3つくらいの規格が競争して進みました。今のテレビ、とりわけデジタル放送ではそれは無理でしょう。統一規格、統一市場、統一インフラをつくっていかなければなりません。ネットワークの法則として、ハブには資源が集まります。そこが一人勝ちする構図だと、進化のスピードが遅くて失敗するでしょう。そうすると、既存テレビ企業や広告企業が、1つに組んで、そういうメディアを作り上げていかなければならないでしょう。いや、それだけでは、まったく足りなくて、クレジットカード会社、電気通信メーカー、IT企業、金融企業、流通などが、協力しなければならないでしょう。でも、これくらいできると、コンテンツと広告と決済、課金がきれいにむすびついて、クリエイティビティあふれやすい面白い社会になる。提供出来るサービスや商品の質がますます、問われるようになるから。

面白い映画をつくりそうな人にお金があつまるし、つくってもらいたいデザイナーに商品をつくってもらったり、それらを女子高生が運営していたり。日本でも、海外でも簡単に買えて、お金も簡単にとどく。寄付も簡単にできる。そんな情報インフラとして、誰もが使いやすい環境。

てか、俺は、こういうのがあったら楽しいんだけどな、仲間と思いついたら、いろいろできて、消費もできてさ。いや、ぜったい面白いぜ。みんなで作っていきたいね。

まじ乱筆、失礼。

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投稿者 ryutaro : 2005年03月02日 16:51
コメント

nice site

投稿者 John : 2006年12月09日 19:15
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